作業道づくりと開墾のお仕事

以前、大地の再生で工事をさせていただいた、桃農家さんの果樹園に作業道をつくり、放棄地を開墾するというお仕事をいただき、5名で伺いました。

開墾ビフォー
開墾アフター

開墾したらお手入れが大事です。
手入れが要らなくなるような無機質な造成をしたら、また豊かな土地に戻るまで100年かかる。

道づくりビフォー
道づくりアフター

広い土地の管理は体力が要りますが、
それが楽になるのが水脈整備と風通し。

土地をゆっくりと見つめて、どこを水が流れたいか、どこを風が通りたいのか感じて、自分が風になったつもりで通していきましょう。

水路ビフォー
水路アフター

目の前の草を刈ること以上に
水路の整備と、土地全体の風通しが大事。
それをしていると、草の植生が優しくなってきて、ゆくゆく楽になってきます。

山際の水路の整備をすると、山に溜まっている水が出てきて循環する。
山全体が元気になる。

イノシシ先生がそのでき具合を教えてくれます。

それを大事に心を込めてやっていると、自然は必ず応援してくれるし助け合える。
それが実感できるところまで、自然と関わっていけるのは嬉しいなーと感じます。

それを理解して任せてくださるのは嬉しいなー!

こちらの土地はとっても広いので、時々お手伝いさせていただくのが楽しみです!

広葉樹の森は宝物

いまお手入れさせていただいているのは、広葉樹の森で、60年ほど放置されてきた山です。かつては、炭やホダ木を産出し、生活の薪としても日常に有効活用されていたようです。

生活様式が変わり、便利な生活が優先されて、山は見向きもされなくなりましたが、今はまた、山の資源が見直されつつあります。

広葉樹の利用の多様性を新たに見出しつつ、それが経済のためだけにならぬよう、森と共に暮らす人々と意識を深めていきたいものです。

森の見えない無数の生き物は、水と土を育み、酸素を生み出し、山間部だけでなく街の人々の命も支えていること。それをいつも実感できるような仕事、商品を考えていきたいですね。

森の中の田んぼの再生〜

山間部の田んぼで大地の再生をやりたいから教えてほしい〜ということで講師としてお招きいただきました。主催の方の呼びかけで、30名以上の方が集まられて、あっという間に水路ができていきました!

放棄地で田んぼを再会する時には、長年の雨風や獣の訪問で埋もれた水路を復活したり、土手の内側の水路を掘り直したり。

田んぼを畑にしたいなら、外周に2重の水路を掘り、土手に水路を切って水捌けと空気の流れに動きを出す。

常に山と谷、海までの自然地形に見られる安定地形に倣う。

水の流れが早いと、生き物(微生物)は呼吸ができず生きられない。水が溜まると汚れて酸素もなくなり生き物は住めない。常に一定のゆっくりとした流れ、そしてかすかに蛇行した流れがあると、生き物が多様に増える!空気がゆっくり渦巻き生き物と大地が呼吸できるから。。

岡山県のど真ん中、吉備中央町は他県からの移住者さんが多い地域、若い人の経営する面白い店も少しずつ増えている。

今回主催された方も東京から移住されて、この土地と出会い自然農をはじめながら、仲間づくりもはじまり、ワクワクされていました。

大地は生き物です。その大地を育てるのは人には見えていない世界の小さな生き物です。

だからきっと、ワクワクすることや感謝の気持ちが、一番効果があるだろうなと、改めて実感しました。

山は家。家は身体。

山間部の過疎地でよくあるのは、山の手入れをしたくても、自分の土地まで上がれないほど荒れている。山裾の車道近くは、昔の土地利用そのままの地形が竹藪になり、その奥の山に入って手入れをするとか、ましてや伐木して樹木を利用するなど、誰もできなくなっている。

この度、自伐型林業の達人先生に道づくりを習うことができ、車道から上の段に軽トラを入れられるような道を敷設させていただきました。道は作業のためだけでなく、風通しや水はけ、防災にも役立つので、道の路線選びがとても重要です。

その道に、ウッドチップを撒いて転圧。山肌を開かせてもらったので、早く草や木が芽吹いてくれることを祈りつつ。。

山の下に我が家の古民家があり、夫が改修工事をしています。裏山を手入れすればするほど家は息を吹き返す。山と家は土中で繋がっているから。

放置された山を手入れすることは、わたしにとって林業よりも前に、せずにはいられない呼吸のようなものになっています。そして何より大地の呼吸は健康な身体を作り出すのです。林業というものにつながらなくでも、山を手入れできる人は、自ずと生きていけるでしょう

古民家の通気改善

古民家再生やリノベーションは、多くの人が取り組むようになってきましたが、古民家の周りの環境を再生する人はなかなかいない。

わたしたちのグループは、人が使う土地の環境を再生するのが得意です。

今回環境再生させていただいた古民家は、新たな家主さんがこれから改修して楽しいアトリエにされる場所。その敷地は地形から言うと山の谷部で、敷地内の水路が泥や石で閉ざされており、長年の間に古民家の基礎が沼のようになっていました。

これは、前日の雨の水ではなく、常日頃から家の裏に溜まっていた水でした。まずは、この水を外に出し、家の下の畑まで導かねばなりません。

土中に空気を入れれば水は出てきます。空気が入っていない、または空気が動いていない環境は水も動かなくなり、微生物が少ないので、ヘドロになります。

家を建てると同時に空気を抜くのが昔から大切だった。井戸はその役目を大きく担っていました。

ヘドロを掘り起こすのはとても大変な作業なので、今回は小型の重機を持ち込ませていただきました。

掘り起こした土には山の枯葉をたくさん撒いて、生き物が住む土になるようにしておくと、早く安定した土になります。周囲の山と同じように生き物環境を繋いでいくことが、人の役目なのかもしれませんね。

枯葉を撒いて喜んでいらっしゃるオーナーさんの様子を見て、これからきっと人々が気持ちよく集う場所になるだろうなーと、楽しみになりました。

ありがとうございましたー!

結い作業の楽しみ

コミュニティの中で、順番に家を回って大地の再生をする結い作業の楽しみ! ここ瀬戸内では、いち早くコミュニティの自立した活動が始まりました。土壌保全の竹炭も、コミュニティで作っているので、私は道具を持って行き、少しアドバイスをするだけ。言い出しっぺの人が、ゆるくみんなを促して、いつもの仲間が集まり、やり出したらもう真剣!! 慣れた手つきで敷地の改善が進みます。

食の仕事やものづくりの人が多いので、持ち寄りランチもいつも素晴らしい内容となる!!

人の家の敷地を真剣に掘る姿に毎回感動。みんなでやると、思いがけないほど力が出てくる。

今回は、神社の参道の急な階段の途中にあるお宅でした。急勾配の参道なので、流石にコンクリートを多用してあります。

お庭の中にも、手強いコンクリートが出てきましたが、幸いハンドブレーカーで砕けるレベルでした。

山側からの空気と水が、庭の外周で一旦地下浸透してくれるように、水路を掘り枝を置く。この後、最後にも炭とウッドチップをたくさん撒いておきます。

素敵なコミュニティに呼んでいただいて、豊かな一日!

今回もたいへんありがとうございました!!

大地の再生と壊れない道づくり

素晴らしい人生の先輩方に出会い、技術を教えていただけるチャンス。私たちの土地のことを共に考えてくださることがとてもありがたいです。

大地の再生で矢野さんに来てもらってから、ずっと手入れをしていた裏山の、水の流れを改めて観察しています。今度は岡橋さんに壊れない道づくりを教えていただく貴重な体験。道づくりをしてみて、山の水がどのように流れ、どのように安定するのか、じっくりゆっくり見つめていくことができます。

道の上側の擁壁を木組みで裏どめして、呼吸する壁をつくります。

この壁の下からは絶えず少しの水が湧いているので山際は大地の再生の水路を掘っていきます。

壁の上段の土地には谷の水が集まる池があり、池から先の水路はありませんでした。

そこに今回、オーバーフローを流す水路をつけて下の下まで沢を作ります。常に流れは等速的に!

山の中に水路をつけてみると、ものすごーく気持ちよく感じます。本能のような気がします。

道も風みちとなり、風を通し過ぎないように等速的に蛇行する路線が選ばれています。

道に水が流れても、流れ過ぎず、停滞し過ぎない路線。それが豪雨でも壊れない理由。水の流れはずっと探究したいこと。決して終わりはないようです。結局全ては「水」なのかもしれないです。

広場の造成と大地再生!

空気を通す土留め。空気を通す水捌け。じっと水の流れを見て掘るラインを決める楽しみ。

今回は大地再生のお仕事ご依頼で、岡山の瀬戸町で桃農家をされている、たわわの里プロジェクトのTさん邸におじゃまして、広場の造成と水路の設置をさせて頂きました。

1メートル幅くらいだった裏庭を2倍に広げたい! というご要望で、ひたすらユンボで掘り、ダンプで運ぶ繰り返しの2日間! 1日目の終わりに、斜面の下に掘った水路から湧水が出てきたので、やっぱり!!        ということで、得意の通気性水路を通しました。

土の量というのは、いつの時も、思ったより大量に出るものです。

全体のいらない土を剥がしとり、土留めをして枝を刺します。今回は、木組みの土留めをする時間がないので、現地にある竹で空気を通す土留めをして、隙間に剪定枝や笹を挟んで、泥避けを施しました。空気を通すというのが大事です。

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