お蔵の改装

古民家の中で一番のゲストルームになっているのが、お蔵の2階の部屋です。

まだまだ壁塗りや、下の部屋はこれからですが、快適な2階の小部屋で寝泊まりすると、朝の気持ちよさが最高です。

雨漏りしていた瓦を全部下ろして、廃材の壁材をもらってきて屋根に使いました。

屋根に明かり取りの窓をつけて、壁は2カ所大きく壁を切り開き、手作りの窓を入れました。

この日も見学のお友達と一緒に、土地の湿気改善や古民家の利用について、いろいろ話して楽しい一日になりました。

来られた方の娘さんが、16歳で大工に興味があったのには驚きました。これからは年齢に関係なく男女も問わず、好きなことに熱中して生きる時代だと思うので、これまでの常識や思い込みを気にせずに、我が道をどんどん進んで欲しいと思いました。

ピザ窯の土台づくり

石積みでピザ窯の土台をつくる、、というのでお手伝いに行きました。

以前に大地の再生講座が行われた場所で、家主さんがメンテナンスをされているので成果が出て、とても気持ちのいい庭になって、風がながれていました。

大地の環境再生はメンテナンスが大切で、一度きりの作業ではなかなか効果が現れてきません。大地は本当に生き物で、心を込めて育てると成長するんですね。

今回はそのメンテナンスを皆で行い、家主さんが石積みの土台づくりを教えて下さる、という面白い一日でした。

ピザ窯本体の制作には参加できませんでしたが、次回はタンドール窯を制作されるそうなので楽しみー!

熱中人レポート 古民家再生

この度は、前の家主さんが建て増しのために使っていた大きな梁を2本下ろして、ついでに夫が梁の上のほこりも落として磨いてスッキリしたら、屋根裏の見通しが大変良くなりました。

これから夫のイメージする手作りキッチンが作られていくらしい。。わたしはその隣に、薪でお料理ができるキッチンストーブをレンガで手作りします。

井戸水と薪を、上手に使ってすごしたいですね。

山仕事の楽しみ

古民家の裏の山は、歩いて登ることも難しい、道のない放置林でしたが、ついに軽トラが入れる2.5メートル幅の道を入り口に施し、途中からは林内運搬車が入れる1.5メートル幅に狭めて、なんとか尾根まで辿り着きました。

これから小さな重機で、細かい修正を行なって、水がたまらないように、そして水が走りすぎないように、路肩が崩れないように、勾配と強度を調整します。

壁面から水が沸いているところは、止めずに湧き出させて水路に誘導。路面は雨のときに泥濘まないようウッドチップを撒く。道の路肩下の土がむき出しの法面には、木の枝や有機物を等高線状に置き、泥水が流れないように。泥水が流れると、法面の土が硬くなり植物の芽が出にくく、微生物も増えません。

あとは山全体の風通しを良くしていきます。

先日の強風で、ずいぶんこの山に風が入ったのが、下から観察していてよくわかりました。

風通しの程よい山は、山の大地に空気が入り、多孔質になる。木を切りすぎると、それは風が急速に通り過ぎるだけで命が育ちません。てきどな風通しは小さな生き物や植物を多様に増やし、水の涵養は格段に良くなる。そのような土地は人が立ち入ると、とても心地よく感じる空間となります。

土間キッチンの再生はじまる

母屋の角地にあるキッチンは、もともと半壊状態でしたが、なんとか柱を立て直し実家にあった流し台を置いて、壁のない状態で快適に使ってきました。

このたび夫がやる気になり、この部分の再生に突入!! 昭和に改装したような、建て増し部分にあまり重要ではない梁が渡してあるので、撤去することになりました。

立派な梁なので、他の場所でまた梁として使用させていただきます。

広々と使いやすく、人が集まりやすい空間になることを思い描いているのですが、なんだかそうなってきました!ありがたいことです。

熱中人レポート 古民家と照明

カッコいい照明器具のアイデアがどこにもないから、自分で考えたそうです。古いサビたブリキと木の素材で、ダウンライト3つを組み込める照明器具を、非常に熱中して作ってました。

とてもいい感じです。

古民家だけど古民家に合うものを考えない。そしてさりげなくオシャレなものを作るのが、夫の素晴らしいところです。自分もそう思っているようです。笑。。しかも、全て廃材です。

こちらのダウンライトは、ペンキがいっぱいついた、使い古しの足場板にライトをはめ込んだのがカッコよくて古民家にも溶け込んでいました。

もらった廃材で、お気に入りのものを作るって、本当に楽しそう!!

山は家。家は身体。

山間部の過疎地でよくあるのは、山の手入れをしたくても、自分の土地まで上がれないほど荒れている。山裾の車道近くは、昔の土地利用そのままの地形が竹藪になり、その奥の山に入って手入れをするとか、ましてや伐木して樹木を利用するなど、誰もできなくなっている。

この度、自伐型林業の達人先生に道づくりを習うことができ、車道から上の段に軽トラを入れられるような道を敷設させていただきました。道は作業のためだけでなく、風通しや水はけ、防災にも役立つので、道の路線選びがとても重要です。

その道に、ウッドチップを撒いて転圧。山肌を開かせてもらったので、早く草や木が芽吹いてくれることを祈りつつ。。

山の下に我が家の古民家があり、夫が改修工事をしています。裏山を手入れすればするほど家は息を吹き返す。山と家は土中で繋がっているから。

放置された山を手入れすることは、わたしにとって林業よりも前に、せずにはいられない呼吸のようなものになっています。そして何より大地の呼吸は健康な身体を作り出すのです。林業というものにつながらなくでも、山を手入れできる人は、自ずと生きていけるでしょう

古民家の通気改善

古民家再生やリノベーションは、多くの人が取り組むようになってきましたが、古民家の周りの環境を再生する人はなかなかいない。

わたしたちのグループは、人が使う土地の環境を再生するのが得意です。

今回環境再生させていただいた古民家は、新たな家主さんがこれから改修して楽しいアトリエにされる場所。その敷地は地形から言うと山の谷部で、敷地内の水路が泥や石で閉ざされており、長年の間に古民家の基礎が沼のようになっていました。

これは、前日の雨の水ではなく、常日頃から家の裏に溜まっていた水でした。まずは、この水を外に出し、家の下の畑まで導かねばなりません。

土中に空気を入れれば水は出てきます。空気が入っていない、または空気が動いていない環境は水も動かなくなり、微生物が少ないので、ヘドロになります。

家を建てると同時に空気を抜くのが昔から大切だった。井戸はその役目を大きく担っていました。

ヘドロを掘り起こすのはとても大変な作業なので、今回は小型の重機を持ち込ませていただきました。

掘り起こした土には山の枯葉をたくさん撒いて、生き物が住む土になるようにしておくと、早く安定した土になります。周囲の山と同じように生き物環境を繋いでいくことが、人の役目なのかもしれませんね。

枯葉を撒いて喜んでいらっしゃるオーナーさんの様子を見て、これからきっと人々が気持ちよく集う場所になるだろうなーと、楽しみになりました。

ありがとうございましたー!

結い作業の楽しみ

コミュニティの中で、順番に家を回って大地の再生をする結い作業の楽しみ! ここ瀬戸内では、いち早くコミュニティの自立した活動が始まりました。土壌保全の竹炭も、コミュニティで作っているので、私は道具を持って行き、少しアドバイスをするだけ。言い出しっぺの人が、ゆるくみんなを促して、いつもの仲間が集まり、やり出したらもう真剣!! 慣れた手つきで敷地の改善が進みます。

食の仕事やものづくりの人が多いので、持ち寄りランチもいつも素晴らしい内容となる!!

人の家の敷地を真剣に掘る姿に毎回感動。みんなでやると、思いがけないほど力が出てくる。

今回は、神社の参道の急な階段の途中にあるお宅でした。急勾配の参道なので、流石にコンクリートを多用してあります。

お庭の中にも、手強いコンクリートが出てきましたが、幸いハンドブレーカーで砕けるレベルでした。

山側からの空気と水が、庭の外周で一旦地下浸透してくれるように、水路を掘り枝を置く。この後、最後にも炭とウッドチップをたくさん撒いておきます。

素敵なコミュニティに呼んでいただいて、豊かな一日!

今回もたいへんありがとうございました!!

大地の再生と壊れない道づくり

素晴らしい人生の先輩方に出会い、技術を教えていただけるチャンス。私たちの土地のことを共に考えてくださることがとてもありがたいです。

大地の再生で矢野さんに来てもらってから、ずっと手入れをしていた裏山の、水の流れを改めて観察しています。今度は岡橋さんに壊れない道づくりを教えていただく貴重な体験。道づくりをしてみて、山の水がどのように流れ、どのように安定するのか、じっくりゆっくり見つめていくことができます。

道の上側の擁壁を木組みで裏どめして、呼吸する壁をつくります。

この壁の下からは絶えず少しの水が湧いているので山際は大地の再生の水路を掘っていきます。

壁の上段の土地には谷の水が集まる池があり、池から先の水路はありませんでした。

そこに今回、オーバーフローを流す水路をつけて下の下まで沢を作ります。常に流れは等速的に!

山の中に水路をつけてみると、ものすごーく気持ちよく感じます。本能のような気がします。

道も風みちとなり、風を通し過ぎないように等速的に蛇行する路線が選ばれています。

道に水が流れても、流れ過ぎず、停滞し過ぎない路線。それが豪雨でも壊れない理由。水の流れはずっと探究したいこと。決して終わりはないようです。結局全ては「水」なのかもしれないです。