
素晴らしい人生の先輩方に出会い、技術を教えていただけるチャンス。私たちの土地のことを共に考えてくださることがとてもありがたいです。
大地の再生で矢野さんに来てもらってから、ずっと手入れをしていた裏山の、水の流れを改めて観察しています。今度は岡橋さんに壊れない道づくりを教えていただく貴重な体験。道づくりをしてみて、山の水がどのように流れ、どのように安定するのか、じっくりゆっくり見つめていくことができます。

この壁の下からは絶えず少しの水が湧いているので山際は大地の再生の水路を掘っていきます。

壁の上段の土地には谷の水が集まる池があり、池から先の水路はありませんでした。
そこに今回、オーバーフローを流す水路をつけて下の下まで沢を作ります。常に流れは等速的に!
山の中に水路をつけてみると、ものすごーく気持ちよく感じます。本能のような気がします。
道も風みちとなり、風を通し過ぎないように等速的に蛇行する路線が選ばれています。
道に水が流れても、流れ過ぎず、停滞し過ぎない路線。それが豪雨でも壊れない理由。水の流れはずっと探究したいこと。決して終わりはないようです。結局全ては「水」なのかもしれないです。