土砂崩れ修復 第一段階

大きく崩れた斜面と、その周辺を観察すると、沢の本流を堰き止めているものが、江戸時代からの建物であることに驚く。

もうその時代から、大地の動き、水の流れを止めることへの違和感が感じられなくなっていたとは。。

明らかに建ててはいけないところに、一番大きな圧力をかけている。

150年以上かけて止められた谷の流れは、恐ろしい崩壊を招いている。お寺という存在の力が当時どれだけ大きかったかを物語る。

ご依頼を受けてこの現場に関わらせていただくにあたり、あらゆる面で覚悟を決めなければならなかったけれど、この土地と向き合わせていただくことは、今までになく自分を見つめること。新しい学びの一歩となっている。

修復の第一段階は、日に日に崩れていく斜面をそっと丸太で支えて有機物を挟み、大雨によって土が流れないように工夫をしました。

大地再生メンテ

先月の、高梁市深耕寺さんの大地再生工事。
その後の仕上げ作業〜
いつものメンバーに来てもらって、経過観察と初期メンテナンス✨✨

ちょうど大雨の後になったので、効果の程が確認できた。
あまりの集中豪雨だったので、工事した箇所がどこか崩壊しても不思議はないと思ったけれど、、
私たちがメンテを行う前に、雨によって逆に驚くほどメンテがされていた。

もう少し掘っておきたかったところは、すでに水によって掘られて、伏流していたところは表層に余裕を持って、動きのある流れを見せていた。

またしても、いい感じだよ〜
気持ちいいよ〜と
森からのメッセージを受け取った気がする✨✨

自然石による沢づくりの部分はものすごい水圧がかかっているのだが、流石に矢野さんの沢づくり、その勢いを受け止め、等速を保ち水をなだめて運んでいる。

山の水の流れを手伝う工事は、
本当に本当に学びが多い。

自然界が常に、落ち着く作用点を取ろうとしているのを知ることができる。

生き物と風と水と陽✨✨

三日間+残り作業一日!

深耕寺さまの工事にご参加いただいた皆さん、スタッフの皆さん! 
ご住職、お寺の皆さん!

この度はたいへんハードな、そして学びの多い現場!本当にお疲れ様でした🙌

3日間、大人延べ人数100名を超えて、子供さんたちもたくさん来ていただいて、お寺の山に関わらせていただけたことは、とても貴重な経験でした✨

昨日の4日目残作業、片付け作業にも
スタッフ合わせて10名お集まりいただき、無事に終了いたしました。

1000年のお寺、深耕寺さまと、山の多くの生き物や環境に、そして矢野さんのますます進化した技と研究に心から感謝です!

草を刈り、森の中の土を掘り水みち通し、間伐し森の中からせっせと枝を運び出す。重たいウッドチップを、下から上に何度も運ぶ。矢野さんの重機の後を掘り、炭と枝を撒いて石の設置を杭打ちで安定させる。
手作業が非常に多い大地の再生。
皆さんのご参加がなければ、もっと多くの日数がかかります。

田植えシーズンにもかかわらず、皆さんありがとうございました!

岡山のあと、矢野さんは
沖縄、その後は北海道と相変わらず忙しい毎日ですが、お元気そうでよかったです。

また今後も、岡山チームでメンテナンスの集いをしましょう。

深刻に深妙になりがちな環境改善の学びですが、重くならずに明るいエネルギーで、自分自身の内なる環境を整えながら行うことが、多くを整えることになると思います。

スタッフの皆さんも、ゆっくりお休みくださいね。
準備段階から本当にありがとうございました🖐🙏

矢野智徳 大地の再生講座

https://fb.me/e/P3dwrnjr

● 大地の再生 公開工事 ●
岡山県高梁市 深耕寺にて
「山を育む沢の再生」

6月10日〜12日
矢野智徳氏による水路の防災改善工事

参加者の皆さんに、作業の流れを見ていただき、結い作業をしながら、里山に欠かせない沢の再生施工を学んでいただきます。

★今回お昼ご飯を担当してくださるのは!!

10日
 フラワーレ秋山さんの自家菜園野菜のお弁当
11日
 アンソロジー小山詩子さんの創作野菜ランチ
12日
 MOJIRO新商品のスマトラ産発酵純カカオ
 による酵素玄米重ね煮ベジカレー
 (なんと!大地の再生応援価格にて!)(ご希望の方は各1000円にて受け付けて います。どのランチも見逃せません!!)

私たちはどのように山や川と付き合えば、安全に心地よく自然と調和できるのか。
プロや行政に頼る前に、日頃から一般市民ができることを工事の中から学びましょう。

多くの人々が周りの土地の清流を再生したら、どれくらい里山が心地よくなるかワクワクします。

大地の再生を実践したい方、関心のある方、土地環境を改善したい方、プロの造園家の方、林業の方にも、たいへん参考になる工事です。

山や沢、川は何万年もかけて形を変え生き物環境が落ち着いて、ようやく安定した状態です。沢の下流で土地に負担をかけていれば上流の山は崩れてしまいます。

沢の下流の負荷を取り除く今回の工事は、なかなか他の場所に見られない、しかも大地の再生ならではの工事です。

古代から大陸の文化を運び、人々の暮らしに大きな影響をもたらした高梁川の支流、落合町に1000年の歴史のある深耕寺はあります。

この地域の方々や生き物に喜んでもらえるよう、多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

☆ 日時
6月10日(土) 、11日(日)、12日(月) 3日間

9時集合受け付け
9時半スタート
17時ごろ終了予定

★ 場所
岡山県高梁市落合 原田302
瑞源山 深耕寺
駐車場に集合

☆ 参加費

1日参加5000円 2日間参加8000円 3日間参加11000円

☆ 昼食
ご予約を承ります(1000円)

飲み物は各自でできるだけご用意ください。
おやつなどの差し入れは大歓迎です!

☆ 持ち物
軍手 長靴 帽子 ノコ鎌
竹用ノコ 移植ゴテ 剪定バサミ
剣先スコップ 三つ目鍬など
(貸し出しもありますが、持っている方はお持ちください)

汗をかきますので、タオルや着替えをお持ちになることをお勧めします。

ヘルメットをお持ちの方はご持参ください。バイク用のものでも可。

暑さ対策、虫除け対策などをそれぞれお願いいたします。

雨天でも実施いたします。
お天気によっては雨具上下を着用してください。

☆ お申し込み
参加ボタンを押したあとに
メール
mail@moritokurashi.net
または このページのメッセージ欄に、下記の内容をお知らせください。
お申し込みがあった方には、当日までにあらためてご連絡いたします。

お名前
ご連絡先電話番号
参加される日
参加人数(車の台数)
昼食の予約の有無

○お問い合わせ
もりとくらしOKAYAMA
090-6432-9674 杉本

森林整備の活動

林野庁の助成金をいただきながらの活動が、令和4年度で3期を迎え、ひとまず助成金活動は終了です。

今後は自立して山の整備を続けていきます。実際に森林の整備をしている者にとっては、収益があってもなくても山には手入れが必要であることがわかります。

里山は全て、かつて人が手を加えた二次林だからです。私たちが過ごしている岡山市のはずれの里山は、古代吉備国の影響を受けた土地柄で、古代たたら製鉄の炉跡が発見された場所でもあることから、このあたりの谷は人の手によって切り崩された地形です。山の木々も大規模に伐採されました。

この谷地形は現在棚田が残っていますが、かつては「かんな流し」という砂鉄採集がされており、たたらが衰退した後に、ミネラル豊富で水が豊かな地形を、稲作に利用するようになりました。

まるでもののけ姫の世界そのものです。過疎が進んで誰も森の手入れができなくなっても、ある程度、自然な風通しと水の流れが続くように、多様性の森になるような整備を続けていきたいですね。

まだまだわからないことばかり。森から教えてもらうことばかりです。

心の自由

汗を流して、、、

水の流れを手伝う
風の流れを手伝う
それは、シンプルな水と風の動きを
全身で感じて入り込むこと。

毎日それをやっていると
心が自由になります✨
正直になります。
自分の嘘も重たいものも
水に風に〜流されていきます。
地球に🌏戻されてリサイクルされます。

大地を再生、ではなく
大地が再生してるんです。全てを。

それを知るために汗を流すのでしょうね。
水と風の禊ぎ祓い✨

春の山遊び

歩いてあがることすら困難な、鬱蒼とした森だったのを、道をつけてずいぶん切り拓き、明るい広場もできた。

せっかくなので山遊びをするためのアイデアをいろいろと考え巡らすとワクワクしてくる。

気持ちのいい山をお借りできて、ありがたい限りです。さーて、どこにブランコを吊るそうか、ターザンロープを張ろうか、大人だってぜったい楽しいよー♪

そんな中、隣の村の通りがかりで、お父さんたちの炭焼き道楽か? 楽しそうな声に誘われてお邪魔した炭窯! 

炭窯の作り方、いろいろ詳しく教えてくださり、薪やホダ木の買い取りも教えてくださり、ありがたいありがたい春の日🌸

作業道づくりと開墾のお仕事

以前、大地の再生で工事をさせていただいた、桃農家さんの果樹園に作業道をつくり、放棄地を開墾するというお仕事をいただき、5名で伺いました。

開墾ビフォー
開墾アフター

開墾したらお手入れが大事です。
手入れが要らなくなるような無機質な造成をしたら、また豊かな土地に戻るまで100年かかる。

道づくりビフォー
道づくりアフター

広い土地の管理は体力が要りますが、
それが楽になるのが水脈整備と風通し。

土地をゆっくりと見つめて、どこを水が流れたいか、どこを風が通りたいのか感じて、自分が風になったつもりで通していきましょう。

水路ビフォー
水路アフター

目の前の草を刈ること以上に
水路の整備と、土地全体の風通しが大事。
それをしていると、草の植生が優しくなってきて、ゆくゆく楽になってきます。

山際の水路の整備をすると、山に溜まっている水が出てきて循環する。
山全体が元気になる。

イノシシ先生がそのでき具合を教えてくれます。

それを大事に心を込めてやっていると、自然は必ず応援してくれるし助け合える。
それが実感できるところまで、自然と関わっていけるのは嬉しいなーと感じます。

それを理解して任せてくださるのは嬉しいなー!

こちらの土地はとっても広いので、時々お手伝いさせていただくのが楽しみです!

広葉樹の森は宝物

いまお手入れさせていただいているのは、広葉樹の森で、60年ほど放置されてきた山です。かつては、炭やホダ木を産出し、生活の薪としても日常に有効活用されていたようです。

生活様式が変わり、便利な生活が優先されて、山は見向きもされなくなりましたが、今はまた、山の資源が見直されつつあります。

広葉樹の利用の多様性を新たに見出しつつ、それが経済のためだけにならぬよう、森と共に暮らす人々と意識を深めていきたいものです。

森の見えない無数の生き物は、水と土を育み、酸素を生み出し、山間部だけでなく街の人々の命も支えていること。それをいつも実感できるような仕事、商品を考えていきたいですね。

山は家。家は身体。

山間部の過疎地でよくあるのは、山の手入れをしたくても、自分の土地まで上がれないほど荒れている。山裾の車道近くは、昔の土地利用そのままの地形が竹藪になり、その奥の山に入って手入れをするとか、ましてや伐木して樹木を利用するなど、誰もできなくなっている。

この度、自伐型林業の達人先生に道づくりを習うことができ、車道から上の段に軽トラを入れられるような道を敷設させていただきました。道は作業のためだけでなく、風通しや水はけ、防災にも役立つので、道の路線選びがとても重要です。

その道に、ウッドチップを撒いて転圧。山肌を開かせてもらったので、早く草や木が芽吹いてくれることを祈りつつ。。

山の下に我が家の古民家があり、夫が改修工事をしています。裏山を手入れすればするほど家は息を吹き返す。山と家は土中で繋がっているから。

放置された山を手入れすることは、わたしにとって林業よりも前に、せずにはいられない呼吸のようなものになっています。そして何より大地の呼吸は健康な身体を作り出すのです。林業というものにつながらなくでも、山を手入れできる人は、自ずと生きていけるでしょう