



大きく崩れた斜面と、その周辺を観察すると、沢の本流を堰き止めているものが、江戸時代からの建物であることに驚く。
もうその時代から、大地の動き、水の流れを止めることへの違和感が感じられなくなっていたとは。。
明らかに建ててはいけないところに、一番大きな圧力をかけている。
150年以上かけて止められた谷の流れは、恐ろしい崩壊を招いている。お寺という存在の力が当時どれだけ大きかったかを物語る。
ご依頼を受けてこの現場に関わらせていただくにあたり、あらゆる面で覚悟を決めなければならなかったけれど、この土地と向き合わせていただくことは、今までになく自分を見つめること。新しい学びの一歩となっている。
修復の第一段階は、日に日に崩れていく斜面をそっと丸太で支えて有機物を挟み、大雨によって土が流れないように工夫をしました。