作業道づくりと開墾のお仕事

以前、大地の再生で工事をさせていただいた、桃農家さんの果樹園に作業道をつくり、放棄地を開墾するというお仕事をいただき、5名で伺いました。

開墾ビフォー
開墾アフター

開墾したらお手入れが大事です。
手入れが要らなくなるような無機質な造成をしたら、また豊かな土地に戻るまで100年かかる。

道づくりビフォー
道づくりアフター

広い土地の管理は体力が要りますが、
それが楽になるのが水脈整備と風通し。

土地をゆっくりと見つめて、どこを水が流れたいか、どこを風が通りたいのか感じて、自分が風になったつもりで通していきましょう。

水路ビフォー
水路アフター

目の前の草を刈ること以上に
水路の整備と、土地全体の風通しが大事。
それをしていると、草の植生が優しくなってきて、ゆくゆく楽になってきます。

山際の水路の整備をすると、山に溜まっている水が出てきて循環する。
山全体が元気になる。

イノシシ先生がそのでき具合を教えてくれます。

それを大事に心を込めてやっていると、自然は必ず応援してくれるし助け合える。
それが実感できるところまで、自然と関わっていけるのは嬉しいなーと感じます。

それを理解して任せてくださるのは嬉しいなー!

こちらの土地はとっても広いので、時々お手伝いさせていただくのが楽しみです!

森の中の田んぼの再生〜

山間部の田んぼで大地の再生をやりたいから教えてほしい〜ということで講師としてお招きいただきました。主催の方の呼びかけで、30名以上の方が集まられて、あっという間に水路ができていきました!

放棄地で田んぼを再会する時には、長年の雨風や獣の訪問で埋もれた水路を復活したり、土手の内側の水路を掘り直したり。

田んぼを畑にしたいなら、外周に2重の水路を掘り、土手に水路を切って水捌けと空気の流れに動きを出す。

常に山と谷、海までの自然地形に見られる安定地形に倣う。

水の流れが早いと、生き物(微生物)は呼吸ができず生きられない。水が溜まると汚れて酸素もなくなり生き物は住めない。常に一定のゆっくりとした流れ、そしてかすかに蛇行した流れがあると、生き物が多様に増える!空気がゆっくり渦巻き生き物と大地が呼吸できるから。。

岡山県のど真ん中、吉備中央町は他県からの移住者さんが多い地域、若い人の経営する面白い店も少しずつ増えている。

今回主催された方も東京から移住されて、この土地と出会い自然農をはじめながら、仲間づくりもはじまり、ワクワクされていました。

大地は生き物です。その大地を育てるのは人には見えていない世界の小さな生き物です。

だからきっと、ワクワクすることや感謝の気持ちが、一番効果があるだろうなと、改めて実感しました。

山は家。家は身体。

山間部の過疎地でよくあるのは、山の手入れをしたくても、自分の土地まで上がれないほど荒れている。山裾の車道近くは、昔の土地利用そのままの地形が竹藪になり、その奥の山に入って手入れをするとか、ましてや伐木して樹木を利用するなど、誰もできなくなっている。

この度、自伐型林業の達人先生に道づくりを習うことができ、車道から上の段に軽トラを入れられるような道を敷設させていただきました。道は作業のためだけでなく、風通しや水はけ、防災にも役立つので、道の路線選びがとても重要です。

その道に、ウッドチップを撒いて転圧。山肌を開かせてもらったので、早く草や木が芽吹いてくれることを祈りつつ。。

山の下に我が家の古民家があり、夫が改修工事をしています。裏山を手入れすればするほど家は息を吹き返す。山と家は土中で繋がっているから。

放置された山を手入れすることは、わたしにとって林業よりも前に、せずにはいられない呼吸のようなものになっています。そして何より大地の呼吸は健康な身体を作り出すのです。林業というものにつながらなくでも、山を手入れできる人は、自ずと生きていけるでしょう

里山の道づくり

4日間の道づくり研修が終わりました。

初めて体験する、一からの道づくり。奈良県吉野の岡橋清隆氏に習うことができることは、本当にラッキーです。

地域の方にお借りした山に道をつけさせていただくのは責任重大で、長く喜んでいただけるように、岡橋さんも緊張感を持って考えてくださいました。

長年手入れをされていなかった山際を、明るくすることで、これから広葉樹が新たに芽吹き、より元気な緑の山に成長することを目標にしています。

今回の研修でスタッフのみんなも、これまでの経験を生かして大活躍!! 本当に頼りになるメンバーです。

皆がいなければ絶対にできていない貴重な経験! 皆もそれぞれ、この経験を仕事に生かしてくれるでしょう。  今年はこれからも山仕事が続きます。まずは地主さんに、伐木した椎茸用のホダ木を持って、ご挨拶に行きます。

地域の環境学習

岡山市粟井の奥の一目に触れない集落から、ゆっくり歩いて「郷の池」まで、片道1時間半のハイキングコース。

今から25年前に「杣の道公園」という市の自然公園になる計画が持ち上がった山道です。

計画が途中で断ち切れになり、膨大な自然調査資料もそのままになっていました。

シリブカガシ

この度、里山をみんなで学ぼうという企画で、この道が選ばれて、温かい小春日和の中、生物の先生たちと一緒に歩かせていただき、ものすごーく楽しかったです。

江戸末期くらいの石積み堰堤。
大水苔
ネズミサシ
リョウブ
ネジキ
150年のモッコク

山の暮らし

里山の奥地の自然を観察するコースを整備するために出かけました。

昔の人の山の暮らしが感じられました。石と土で炭窯を作って、炭焼きをした場所。

水を大切に利用するために、石で堰堤を積んだ場所。

それらは、現代の私たちが、とてもやろうとは思わないレベルの仕事です。何か意識が違っていたのだと思います。 自分の力をひたすら信じていたということがわかります。できるかできないか、考える時点でそれはもうできない。そんな仕事ですから。

炭焼き窯の跡 とても大きな石を組んでいる
江戸時代の堰堤と思われる

人は山の力を得て、とても豊かな自分独自のものを、きっと創造していけるものなのでしょう。

ヤマアカガエルの卵がたくさんありました。このカエルはまだ寒いうちに一度出てきて卵を産み、また冬眠するのだそうです。